アメリカ産を選ぶ理由
アメリカ食材辞典

アメリカン・ビーフは豊かな自然の中、牧畜に適した環境で育ち、飼料はコーンをはじめ、小麦、大豆など栄養価の高いものが厳しく管理されたプログラムのもとで与えられます。適度な脂肪分でやわらかく、ジューシーな肉本来の豊かな風味を持っています。

アメリカン・ポークは、広大な自然と、トウモロコシや大豆などの栄養価の高い飼料で育てられています。アメリカの生産者は「豚肉品質保証プログラム」をもとに、豚の肥育に真剣に取り組み、加工工場では、検査官が厳しい検査を行い、合格したものだけを出荷しています。

アメリカの大自然の恵みを受けて健康に育ったチキンは厳格な品質管理や検査システムのもと消費者に届けられています。生後1ヶ月のひな鶏で、1羽500g前後の手の平サイズ。身離れがよく、柔らかくてジューシーな肉質が特徴です。

アメリカの広大な敷地で育てられたターキーは、ストレスが少なく、筋肉が発達しているので、健康的な肉質が特徴です。

アラスカ州の推し進める持続可能な漁業管理の厳格な方針のもと、蟹は漁獲から水揚げ、加工に至るまで24~48時間以内に行われています。蟹は市場価値を最大限に高めるため、活きたまま生冷凍、ボイル冷凍され、サイズも大きく殻の中には身がぎっしり詰まっています。

三方が冷たい海で、起伏に富んだアラスカの大地に流れる無数の河川は、冷水性の回遊魚であるサーモンにとって絶好の環境です。アラスカには５種類の天然サーモンが生息し、その資源量は世界最大で、水揚げは全米漁獲量の95％を誇ります。

水深200ｍ付近に生息し、冬の終わりから春の初めにかけて大陸棚の斜面に産卵します。幼魚は海面近くで育ち、成長とともに沖へ向かって深い場所へと移動していくのが特徴です。

アラスカではベーリング海に最も多く生息し、その資源量は全魚種の60％、また2番目に多いアラスカ湾では全魚種の20％を占めます。製品としてはかまぼこやちくわの原料であるすり身とボンレス・スキンレスのフィレ（いずれも冷凍）があります。

マダラもスケソウダラと同じく、タラ科の一種です。水深500ｍ付近に生息し、1月~5月に産卵、卵は海底にある岩や珊瑚、海底生物に付着して孵化期を迎えます。幼魚は主に無脊椎動物を、成魚になると多種の魚を食べて成長し、9月~4月にかけて漁獲されます。

メイン湾にある州および地域の漁業のなかでもっとも高価な水産物で、市場に出る大きさになるまで6~8年かかります。ロブスターは天然で、養殖は行われておらず、メスのロブスターは捕獲が制限されており、卵をもったメスのロブスターを捕獲することは法律で罰せられています。

アメリカではチェダーチーズを始め、多様な移民・食文化の広がりにより、今では400種類を超えるチーズが年間400万トン以上も生産されています。クリームチーズ、モントレー・ジャック、コルビーなど、アメリカオリジナルのチーズもたくさんあります。

アメリカには300種類以上の蜂蜜があり、ミツバチが訪れる花によって、それぞれの風味と色が異なっています。果糖、ブドウ糖の割合と、アミノ酸と有機酸の量と種類は、蜜源植物によって異なり、それが蜂蜜の風味を決定します。